最近、SNSで炎上して話題となったお笑いタレントの厚切りジェイソン氏。
一連の騒動で厚切りジェイソン氏が日本人に失望感を抱いてしまったのではないか、と凄く残念に思っています。
日本人の金融リテラシーの低さが如実に表れた青い騒動。
事の顛末とこれからの私達の取るべき行動について解説していきますので、よかったら見ていって下さい。
厚切りジェイソン氏のすゝめ
さまざまなメディアや書籍を通して、節約方法から堅実な投資方法まで日本人全体の金融リテラシーの引き上げに大変貢献してくれた素晴らしい人物であると私は思っております。
かねてより米国株への長期的な積立投資を推奨し、また厚切りジェイソン氏自ら実践していました。
しかし近年では、QT・金利上昇・ウクライナ情勢などの影響で株価は大きく下落しています。
景気後退入りするのであれば、まだまだ予断は許されない状況。
そんな中で厚切りジェイソン氏のSNSには批判のコメントが殺到してしまいました。
お門違いにも程があるでしょう!
そもそもジェイソン氏が推奨しているのは長期投資です。
1年2年の短い時間軸ではなく、15年20年といった長期的な期間の話。
その期間中は大きく上昇することもあれば、当然に大きく下落することもあります。
投資とは、リスクを受け入れることです。
上昇も下落も全て受け入れて持ち続けることが投資なのです。
そう山崎元さんが著書で言っていました(笑)
投資は自己責任が原則。
他人のせいにするとは、何とも愚かしいことでしょうか。
国も推奨している
『iDeCo』と『NISA』は有名ですね。
国の税金優遇制度で、資産形成の第一歩を踏み出すために国民に与えられた手段の1つになります。
人生100年時代と呼ばれる昨今では、年金だけでは全く足りません。
そもそも年金は老後を快適に過ごすための制度ではなく、長生きし過ぎた人の為に用意されている保険のようなものです。
頼る時点で間違っています。
よって、「自分達で老後のお金を貯めて下さいね」と国が作ったものが『iDeCo』と『NISA』なのです。
これらで資産形成をすることが、老後破綻を回避するための準備になりえます。
そして『iDeCo』と『NISA』で購入できる商品は、国によって厳正に決められています。
まさに、厚切りジェイソン氏が推奨している『VTI』や『S&P500』こそがそれに当たるのです。
年金も運用されている
私達の年金の一部は、投資で運用されているのはご存じでしょうか?
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、長期的に分散して運用することで、短期的にはマイナスになることもありますが、長期的に全体でみると確実にリターンを伸ばしていることが分かります。
気になる方は下記をご覧になってみて下さい。
ただし、「やはり投資は不安でやりたくない!」という方はやらないのも1つの選択です。
貯金だけで豊かな老後や人生を送っている人は十分にいますし、必ずやらなければならないというわけではありません。
手段の1つとして考えておきましょうね。
これからの行動について
私たちに求められるものは金融リテラシーの向上でしょう。
他人に言われてなすがままに投資をしているだけでは長続きはしません。
今回のように大きな下落局面が訪れた時にはパニックになって他人を罵ったり、怖くなって投資商品を売却してしまうかもしれません。
少しでも学んでいくことが大切です。
また、購入する投資商品に関してもよく吟味して選択する必要があるでしょう。
例えば、厚切りジェイソン氏の推奨する『VTI』は、米国の大型銘柄・中小銘柄・小型銘柄と幅広く網羅しています。
いわば米国全体を買うようなものです。
アメリカ全体に分散が効いていて、アメリカという国が成長を続ける限りその恩恵を受けることができます。
また、アメリカの企業は世界中に進出していますよね。
日本にも、Amazon・Apple・MacDonald・teslaなど数多く参入してきています。
つまり、アメリカ全体を買うというのは世界全体を買うようなものというわけです。
凄いですよね(笑)
ただし、経済的には世界分散が効いていても1つの国に投資しているリスクは付き纏います。
例えば、アメリカの政治や法律の変化に対する固有のリスクが存在します。
資本主義の中心的な国ですから、「そのような心配は無用だよ!」という方は是非とも米国株へ。
アメリカを信じることができないという方は、全世界株などが良いかもしれません。
結果的なリターンの差は少ないかもしれませんが、自身が持ち続けることのできる最良の選択を行いましょう!
コツコツと積立を
初心者の方は必ず『積立』で投資をしましょう。
『一括』で行う方が合理的で正しい判断だと言われていますが、初心者の方には大変難しいかと思います。
もし購入した翌日に暴落した場合、物凄いストレス負荷がかかって、しまいには耐えられず売却してしまうかもしれません。
長期投資で重要なのは気持ちです。
自身が許容できる範囲を探りながら試行錯誤していきましょう。
そして、慣れてきた方は一括投資をしてみるのもよいかもしれません。
世間で言われているようなドルコスト平均法は、実際には有利になるような性質はないようです。
つまり、ドルコスト平均法には「気休め」以外の意味はないとのこと。
私もまとまった資金があるときは一括で購入しています。
過去の買い方によって現在のリスクが減るわけではないそうなのでね。
これ、全部受け売りですけど(笑)
ちなみに私がこの前一括で購入した際には、その数日後に暴落しました(泣)
しかし、こんな場合でも気にしないことが一番ですよ(笑)
・・・必ず余裕資金でやりましょう!
皆さんはどう行動されますか?
今回の厚切りジェイソン氏の炎上は私たちによい教訓を授けてくれたと考えています。
1人1人が自己責任で判断して、よりよい資産形成を目指していきましょう!!
ではでは。
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