「医療保険は必要なのか?」
この疑問は、日本人にとっての永遠のテーマですね。
数ある保険の中で、最も意見が分かれる疑問ではないでしょうか。
今回は私の考えを基に、この疑問を深掘りして結論を出していきたいと思います。
私自身、長年考えてきて導き出した結論となりますので、是非とも参考にしてみて下さい。
【結論】医療保険は必要ナシ!
私なりの結論としては、医療保険は必要ナシ!
ただし、ある程度の貯金は必要。
最低でも50万円程は用意しておきましょう。
保険会社の稼ぎ頭は、医療保険であるといいます
医療保険に加入しても、かなりの大病で長期的な入退院を繰り返すようなものでないと、元は取り返すことができません。
基本的には、自身で貯金するのが良いでしょう!
「保険料>医療費」になる
保険は、さまざまなオプションを付けて保障内容を手厚くすれば、それに比例して、保険料も高額になっていきます。
これでは、病気になる前にお金がなくなっちゃいますよね(笑)
例えば私の職場に出入りしている保険会社と、同僚の大多数が契約を交わしています。
聞くところによると、月の支払いは約1万5千円であると。
いや、高すぎでしょ!!
同僚は皆、口をそろえて「もしもの時のため・・」と言います。
しかし、本当にもしもの時がおとずれるのでしょうか?
月間1万5千円なら、年間18万円です。
10年間で180万円、30年間で540万円です。
果たして、実際に病気や怪我をした場合に、こんなにも大金を支払うことはあるのでしょうか?
高額医療費制度
日本国民は、国の制度である皆保険に加入しています。
病院での支払いは3割負担で済むし、月間の支払い上限も決まっています。
高額医療費制度により、月間の支払い上限は約8万円!
さらに、年間の支払い金額が10万円を超えた場合には、確定申告にて医療費控除をすることで少し取り戻すこともできます。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
これらの制度を活用すれば、例え病気や怪我をしたとしても貯金で十分対応可能!
人生で病気や怪我をする回数は極わずかです。
その時に、はした金を受け取るために、大金(医療保険)を支払い続けるのは道理に合いません!
よく吟味しましょう。
傷病手当
病気や怪我で働けない場合でも、傷病手当を受け取ることができます。
在職中は「健康保険の傷病手当金」、失業中は「雇用保険の傷病手当」を受け取ることが出来ます。
適用期間は、民間の医療保険と同様の長さですから十分かと。
詳しくはこちらをご覧ください。
長期的な傷病に対応できない
民間の保険商品には、適用期間が定められています。
最近は、1入院の保障日数上限が60日というものが多いです。
つまり、60日を超えると保障が無くなり自腹となってしまうのです。
永遠にお金が貰えると勘違いしている方は注意しましょう!
また、医療技術の発達は目まぐるしく、通院・入院の日数は年々減少しています。
なので、そもそもが長期的な傷病は少なくなっているのです。
保険商品の価値は下がっていく
現在加入している保険商品が、将来的にも有効的なものなのかは分かりません。
上記で述べたように、医療の進歩により費用や治療期間は安く短くなっています。
さらに基本的には、世界経済というものはインフレするもの。
つまり、お金の価値はどんどん目減りしていくのです。
私の両親や婆さんは、元々加入していた保険だけでは対応できなくなり、新たな保険にも追加で加入してたりします。
よく高齢者の方で、2つも3つも医療保険に加入している人いますよね。
これは、そういうことなのです。
結局は、昔の保険商品では対応できなくなり、新たなモノに加入しなくてはならなくなるのです。
よく計算してみること
医療保険の内容をよく確認して、傷病の時にどのくらいのお金が貰えるのか計算してみて下さい。
きっと思っているほど貰えないでしょう!
保険会社の宣伝広告を日頃から見聞きしているせいで、
「保険加入=病気が治る」と刷り込みされている人は多いです。
決して、保険に加入しているから安心ではありません。
保険に加入していても、治らない病気は治りません。
先進医療は対象が限られている
「先進医療の保障が受けられるから、保険には加入するべきだ!」という人もいます。
しかし先進医療の保障を受けるには、国が定めた先進医療の中で、さらに各々の保険会社が認めた一部のものでないといけません。
対象範囲は、商品によってはかなり限定的で狭いものとなっていることもあります。
さらに、先進医療を取り扱うことのできる病院は限られていて、実施回数もかなり少ないです。
そもそもの利用できる可能性が低いのです。
もし本当に素晴らしい技術なら、そのうち公的保険の対象になるかもしれませんしね。
これらの面から、先進医療のために保険に加入することはオススメできません。
女性は入るべき場合も・・
ただし、女性の場合は話が変わってきます。
女性の場合、男性に比べて特有の病気群が多く、若い人でも罹患する確率は高いです。
実際に、私の妻や妹も20代30代で病気になり、入院や手術を経験しています。
若い期間に何度も病気になると、家計的な負担は軽くありません。
また、いくら高額医療費制度があるとはいえ、食事代や個室代は実費になります。
なので、それらを賄えるくらいの安価な医療保険に加入することは、女性の場合はありかもしれません。
医療保険と生命保険は別モノ!
医療保険と生命保険は別モノなので、注意しましょう!
今は、一体型の保険商品も多数ありますので、こんがらがっている人も多い印象です。
保険に加入する際は、一体型のモノでなく別々となっているものにそれぞれ加入しましょう!
また、貯蓄型や投資型の保険商品もありますが、それらもお勧めできません。
基本的には、私たちから手数料を奪いたいだけで、貯蓄や投資をしたいなら自分自身で別個に行う方が効率的でリターンも良いです。
保険に加入する際には、シンプルなモノにしましょう!
一体型・貯蓄型・投資型などの余計なモノが付いていない、シンプルな掛け捨てのモノが最善になります。
日頃から予防することが最重要!
余計な保険にたくさん加入するよりも、日頃から病気にならない習慣作りを行うことが最も重要です。
より良い食事、より良い運動、より良い趣味などにお金をかける方がよっぽど建設的な行動でしょう!
今、お金をケチったり余計な保険の支払いに苦しむより、
将来、病気を予防する健康づくりにお金をかけましょう。
保険は、不幸の宝くじ!
そんなものに大金をかけるのはオカシイよ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
私の見解では、基本的に医療保険は必要ナシであると考えています。
ただし、女性の場合は必要な場合も。
また、家族構成や貯蓄量も大きく関係してきます。
一概には言えませんが、1つの結論として参考にしていただければ幸いです。
ではでは。
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